子どもって素敵

おばさんの子育て知恵袋と徒然なる日々

夏は虫たちが主役。なんだけど…。

夏は嫌いではないけど、どうしてもあのゴキちゃんだけは苦手である。
たぶん好きな人はそうそういないとは思うが…。
先日息子の家に行くと、ゴキちゃん対策がしてあって、至る所にゴキちゃん専用の薬が置いてあった。家も至る所においてある。それを見て旦那は「夏が来た」と感じるらしい…。とは言わないが。


昔よくキャンプに出掛け、キャンプ場のトイレには様々な虫がいたりしていたが、息子たちはそれほど嫌がった様子はなかったし、カブト虫を近所からもらい、一緒に育てたりしていたのになぁと、それほど虫嫌いとは感じてなかったのだが、次男が高校?と時にカミングアウトされて、「俺は虫が嫌い」と…。コバエやコガネムシさえ逃げ回るほどになった。
何故か?
私のゴキちゃん嫌いのパフォーマンス?を幼いころから思い切り見せてきたためなのか?と思った。
うーん。彼のあまりにも虫に対する尋常ではない様子を見るからに、幼い心に虫=怖いイメージを作ってきちゃったのかなと深読みしてしまう。(あまり関係ないとは思いたいけども


旦那に私の怖がり具合をみて、「カブトムシと同じ甲虫でしょ。なんで差別するの?」とにやにやしながら言われる。
いやいや、カブトムシは一生のほとんどを土の中で過ごし、ようやく陽の光を浴びたかと思うと、子孫を残し1年でこの世を去る言わば「苦労人」
それに比べて、ゴキちゃんは、卵、幼虫からの成虫とさなぎの時期もなく、そして2.3年は生きる。一つの成虫から、500匹は産まれるという脅威のパワー!
食べるものもなんでもOk?人間にとっては害虫である。
しかも、いきなり飛んでくる~😖
確かに、飛んでくる虫は沢山いるけれど、自分の居場所を知っている。
コガネムシやテントウムシやカブト虫は突然家の中には姿を見せない。
自然のルールを守っている。多分…。
でも、ゴキちゃんはどこにでもやってくる。
汚くしているとやってくるというイメージが誰しもにも定着している。
年に何回か出くわすあの虫には、私にとって昔からのエピソードが沢山ある。


思い返せば、たぶん私の幼少期からの事。
実家は食料品店を営み、もちろん総菜も置いてあった。なのでゴキちゃんはどちらかというと出やすい環境だった。
自分の部屋は2階にあり、1階はお店と台所、トイレお風呂などの水回り、夜中にトイレに起き、電気をつけると「さっさっさっ~」とやつが動く、そんな光景があった。
いつも飼っていた猫を起こして、トイレにお供させていたのを覚えている。
それが本当に嫌だったし、怖かったのを覚えている。
多分幼少期のトラウマなのかな?


短大に入って一人暮らしをはじめ、1階が大家さんの2階に下宿。隣は短大の友達が住んでいたころ。
1Kの部屋にあの虫が出て思わず、窓を通じて彼女の家に逃げ込んだ事。


また、初めての職場での友達の家に遊びに行って、そこで出くわした時に、思わず食卓のテーブルに飛び乗ってしまった事。
いまだに会うと揶揄われるくらい。(あまりにも衝撃的な行動だったから仕方ないね)


そして、短大の時絵本を作るという課題があり、私は大嫌いなあの虫を題材にして、図書館で調べあげて描いたこともある。(あまりにも嫌いすぎたので、調べているうちに絵を見るたびに嫌にはなりましたが、敵を知ることも対処法となるのかと思って)


結婚してからも、旦那が夜勤の時は、なんとか私が退治しないとという使命感もあり、声をあげたり、じっとあの虫と対峙しながら、スプレー缶を半分以上も1匹に使ったりしていました(体に悪いだろうなぁとは思いながら)
時には対峙しているときに、突然飛んできて、頭の上に…。というときもあった。今思い出しても、心臓がバクバクする。


そして息子からの一言。「ゴキちゃんは高い音の方に飛んでくるらしいよ。なので子どもとか女の人の方により向かってくるらしい」なんて事を言われ、それからは心臓バクバクさせながら、片手にスプレー缶を持ってトイレに向かっている毎日である。


なんたって、年を取るとどうしてもトイレが近くなるんだもの。しかもお酒飲んでるし!


でも先日たぶん外から入ってきたと思いたいあの虫を旦那が退治し、その後家じゅう大掃除をして、家じゅうに薬を置いてからは今のところお目にかからないでいる。


どうかどうかこのまま夏が過ぎてほしいと願っている。


よく結婚してこどもが産まれると、守らなきゃという使命感から、段々平気になってスリッパでやっつけるようになるという話をよく聞くけど。
私の場合、使ったものはすべて捨てちゃう。
箒とちりとりは消毒液につけてから洗ったり・・・。
こんな私って異常かな?
かといって、潔癖症のようにきれいにしているわけでなく、どちらかというと掃除も週末にまとめてなんてことはざらにある、(平日は疲れ切っているので無理と自分を甘やかしている)
こうやって文字にすると、かなり矛盾してますね、ワタシ。